Fireとは
最近、何かと話題になっているFireですが、なんの事かよくわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Fireとは、Financial Independence, Retire Earlyの略称の事で、経済的自立と早期リタイアを意味する言葉です。
もともとはアメリカで主流となっていた考え方で、近年の働き方改革で日本でも話題になってきています。
そもそも早期リタイアとは
つい最近まで、日本では終身雇用が当たり前とされ、多くの人は定年まで働くことが一般的でした。
そんな中、日本での早期リタイアと言えば、「遺産相続や事業の成功によって働かなくても良い状態になること」という意味合いで使われていました。
しかし、昨今では、トヨタ社長の終身雇用が難しいという発言や、老後2000万問題、コロナの流行などが原因で、国を挙げての働き方改革や、厚労省のiDeCo推進が取りざたされました。
その結果、現在、早期リタイアとは「金融資産の運用などによって、経済的に自立すること」という意味合いになりつつあります。
Fireの具体的な方法
「投資利益の範囲内で生活できる貯蓄をすること」が、Fireの方法です。
例として、
「年4%の利回りで資産運用し、年間の支出額が4%未満にすること」を目標だとすると、
一か月に必要な支出が20万円の人の場合、一年で必要な金額は
20万×12か月=240万円
利回り4%=240万円なので必要な資産総額は、6000万円 という事になります。
本業一本では難しい、副業や投資を利用しよう。
目標金額を本業のみで達成することはかなりの努力が必要です。
そのため、仕事をしながら株式などの金融商品を購入し、金融リテラシーを高めつつ目標金額まで貯蓄するのが、主流のやり方です。
おすすめは株式投資
おそらく、投資と聞いて多くの方が想像する株ですが、NISA・iDeCoといった商品も株です。
これらは非課税で運用でき、投資のプロに任せて運用する投資信託なので、投資初心者が少額から手を出せる投資として人気です。
また、ある程度資産があり、金融リテラシーの高い人であれば、オフショア投資という方法もあります。
これは、海外口座を開設し、日本よりも高金利な銀行の恩恵を受ける事ができるという投資方法です。
過去の記事で、アジアンバンクキャピタルトラストや、海外口座開設についてまとめた記事がありますので、興味があれば、ぜひご覧ください。
もし、働いている会社が副業OKな場合は、やってみるのも効果的です。
ある程度貯金がたまった段階で、副業一本に乗り換え、セミリタイア という事も可能です。
投資に抵抗がある人には、おすすめの方法と言えます。
まとめ
話題となっているFireと、方法についてご紹介いたしました。
早期リタイアの意味合いが変わってきている中、時代に合わせた働き方や、貯蓄方法が重要だと言えるでしょう。